積立方法の種類について
つみたてNISA(積立NISA)では、基本的にドルコスト平均法による積立投資をしていくことになります。
参考記事…ドルコスト平均法とは?
参考記事…20年も投資する理由
そのため、基本的にタイミングを見て投資するということはせず、決められた周期ごとに淡々と同じ金額を積立していくだけです。
一番基本的なのは毎月積立ですが、それ以外にも選択肢がありますので説明していきます。
毎日積立
毎日定期的に積立していく方法です。
正確には毎営業日積立ともいえる内容で、証券会社の営業日外には積立しません。
ちなみに2018年の場合、通常の金融機関の営業日は245日となっています。つみたてNISAで投資できる上限は年間40万円となっているので、1日当たり約1,632円となります。
ドルコスト平均法は、積立タイミングを短くすればするほど効果を発揮しますが、20年の投資期間を考えると、ほんのわずかな効果しか期待できないため、毎日積立にこだわる必要はないでしょう。
また、営業日数は毎年変動するため、毎年積立金額を調整しなければならず、毎日引き落としされるので口座の管理も面倒です。
毎週積立
文字通り、毎週決まった週に積立を行う方法です。
毎日積立は面倒だけど、できるだけ細かく積み立てしたい場合にオススメできます。
とはいえ、メリットもデメリットも毎日積立と毎月積立の中間にあり、中途半端であることは否めません。
毎月積立
最も基本的な積立方法で毎月決まった日にちに積立を行います。
給料や公共料金などが基本的に毎月単位で発生することを考えれば、最も分かりやすく管理しやすい方法になります。
つみたてNISAで投資できる上限は40万円なので、12で割れないのが少し気になりますが、ボーナス月などを決めてその月だけ多く積立することで、簡単に40万円の枠を使い切ることができます。
年1回積立(裏ワザ)
基本的につみたてNISAは積立投資でしか投資できませんが、裏技を使ってほぼ1回で投資できます。
例として、1月に一括で投資したいとします。最初に、毎月積立を最小の金額で設定します。
例えば、SBI証券や楽天証券の場合100円からOKなので、毎月100円積立に設定します。そうすると、年間で1,200円投資することになります。
残りの398,880円を、1月のボーナス月積立に設定すれば、ほぼ1月で全額投資できてしまいます。
長期投資では、早めに資金を投入するほど有利なので、資金に余裕がある人であれば十分検討できます。
とはいえ、1度に40万円をまとめて投資するのは心理的な負担が大きいし、ドルコスト平均法のメリットも薄れてしまうので、あまりオススメはしません。
オススメは?
当サイトでは、断然毎月積立をオススメします。
給料や公共料金などが毎月ごとに入出金されることから、お金の管理は毎月が一番しっくりくる方が多いと思います。
つみたてNISAは、積立預金や財形の延長として利用してもらいたいと思っていますので、毎月だとほぼ同じように運用できるかと思います。
また、毎日積立などは営業日などを計算しなければならないので、毎年見直しが必要というデメリットもあります。
毎月積立の場合は、必ず12回の引き落としになるので、計画が立てやすいのも大きなメリットです。
ただ、40万円は12で割ることができないので、ちょっとした工夫は必要です。
具体的な金額の例を挙げると、毎月33,000円×12ヶ月で設定し、残りの4,000円はボーナス月積立にすれば、ちょうど40万円をつかいきることができます。
ボーナスが年2回ある方であれば、、毎月30,000円×12ヶ月+ボーナス月2回×20,000円とかでもOKです。
ドルコスト平均法で積立するとしても、必ず毎月同じ金額である必要はないので、給料などと相談して無理のない積立プランを決めていきましょう。