つみたてNISA(積立NISA)で選べる投資信託について解説していきます。
概要(2020/1/6現在)
シリーズ名 | 楽天・インデックス・バランス・ファンドシリーズ |
運用会社 | 楽天投信投資顧問㈱ |
3種類のラインナップがあります。株式と債券の比率が異なっています。
・楽天・インデックス・バランス・ファンド (株式重視型)
・楽天・インデックス・バランス・ファンド (均等型)
・楽天・インデックス・バランス・ファンド (債券重視型)
ファンド名 | 信託報酬 | 総資産額 |
株式重視型 | 0.24% | 21億円 |
均等型 | 0.252% | 6億円 |
債券重視型 | 0.264% | 9億円 |
バランスファンドとしては非常に珍しく、債券の比率が高いほど信託報酬が高くなります。
とはいえ、いずれも驚異的な低コストになっています。
以下2指数を決められた割合で保有する合成指数に連動します。
・全世界株式…FTSE Global All Cap Index
・全世界債券…Bloombermg‐Barclays Global Aggregate Index(為替ヘッジあり)
全世界の株式や債券にまとめて投資することができます。
均等型は株式と債券の比率が50%ずつになっています。
株式重視型は株式比率が70%、逆に債券重視型は債券比率が70%になっています。
それぞれ内訳は時価総額に応じているので、全体の大半が先進国(日本除く)になっています。
最大の特徴は、債券部分が為替ヘッジありになっていることです。
類似の投資信託で為替ヘッジがついているのは非常に珍しいです。
管理人の評価
日本に偏らずバランスのいい国際分散投資ができており、信託報酬も激安と素晴らしい商品です。
類似商品としては、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドやSMT 世界経済インデックス・オープンなどがありますが、これらと比較すると圧倒的な低コストです。
全世界の株式や債券にまとめて投資したいときには、有力候補になりそうです。
特に株式50%と債券50%で構成される均等型は、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと内容が非常似ています。
信託報酬には大差がついていますが、相違点としては債券部分に為替ヘッジがついているかどうかです。
為替ヘッジがついているとコストが多く発生しますが、その分為替リスクを抑えることができ、債券の守りの資産としての特徴を伸ばすことができます。
為替ヘッジ無の株式でリターンを稼ぎ、為替ヘッジ有の債券で下落リスクを抑えると考えれば、なかなかセンスの良い組み合わせだと思います。
また、株式比率に応じてラインナップがあるという点は、SMT 世界経済インデックス・オープンと似ています。
こちらは債券ヘッジの有無以外に新興国の比率にも大きな違いがありますが、信託報酬に大きな差があるので比較して選んでいきたいところです。
特に株式比率が70%になっている株式重視型は、株式多めの国際分散投資が1本で完結する内容になっており、非常にオススメできます。