つみたてNISA(積立NISA)は、投資信託を使って資産運用ができる仕組みです。
資産運用と聞くと、まとまったお金を用意してからという誤解があります。
これは、日本人のほとんどが勘違いしているのではないでしょうか?
実は、まとまったお金を用意してからでは遅いんです。なぜなら、投資は時間が大きな味方になるからです。長期投資では、内容によりますが年間3~7%くらいのリターンが期待できます。
日本では、お金が成長するというイメージがあまりありませんが、今日の100万円は、1年後の103~107万円と同じ価値があります。
つまり、手元に現金として置いておくのは非常にもったいないということです。
また、まとまった資金がないといい商品が買えないと思っている人も多いですが、現在ではごく少額から投資できるようになっています。
投資信託であれば、わずか100円から投資できるものすらあります。
日本の現状では、まとまった資金が必要な商品でまともなものはほぼありません。大抵はボッタくりか、詐欺のような商品のみです。
投資資金が1億円あろうが100円であろうが、投資すべき商品の基本は変わりません。つみたてNISAでは、投資信託が主な対象になっており、全て少額から買うことができます。
また、年間の投資上限が40万円とかなり低めになっていて、月額に直すと約33,000円です。このくらいであれば、うまく節約をすれば捻出できそうですね。
また、必ず年間40万円を使い切る必要はありません。はじめは毎月10,000円でもいいし、1,000円からお試しでもいいです。
きっかけはなんであれ、だんだん投資金額を増やしていければ十分です。そのため、「投資資金がないから投資できない」というのは、今は通用しない言い訳です。
投資は、複利でどんどん増えていきます。借金が怖いのは、利息から利息が付いてどんどん増えてしまうからです。
借金はできるだけ早く返したほうがいいように、投資はできるだけ早く始めたほうがいいということです。
また、少しずつ投資をすることで、購入する値段を平均化することができます。まとまった資金を一括で投資した直後に暴落が起きたらショックですよね。
「投資するにはまとまった資金を用意してから」というのは、むしろ間違った考えです。時間を味方にするために、「資金を徐々に追加していく」というのが正しい投資方法です。
また、積立投資をすることで、自然とドルコスト平均法を実行できてしまうのも大きなメリットです。
参考記事…ドルコスト平均法とは?