つみたてNISA(積立NISA)で選べる投資信託について紹介していきます。
概要(2020/1/6現在)
ファンド名 | フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2050 |
運用会社 | フィデリティ投信㈱ |
信託報酬 | 0.37~0.38% |
総資産額 | 7億円 |
ターゲットイヤー型とは、投資する人の年齢に応じて、運用方針を変えていく投資信託です。この投信は、名前にある通り西暦2050年を目安として、積極的な運用→安定的な運用に徐々に切り替わっていきます。
つみたてNISAでは、フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2040やフィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2060も対象商品になっています。
下記6指数の合成指数に連動します。割合は経過年数により変化します。
・日本株式…TOPIX(東証株価指数)
・先進国株式…MCSI World Index(日本除く)
・新興国株式…FTSE Emerging markets Index
・日本債券…NOMURA-BPI総合
・先進国債券…FTSE世界国債インデックス
・新興国債券…JP Morgan GBI EM Global Deversified
構成比率については、以下の様に変動していきます。
出典「フィデリティ投信」一部加工
目安として赤い補助線を引きました。現在は2018年ですので、2050年まであと32年あることになります。
現時点では先進国株が大半を占めており、積極的な運用になっています。
信託報酬はかなり変則的で、時間経過ともに徐々に引き下がっていきます。
出典「フィデリティ投信」
今の段階では、信託報酬は0.37~0.38%程度になります。
管理人の評価
ターゲットイヤー型なので、年齢と運用できる期間を考えなければなりません。つみたてNISAの期限は20年間ですが、まだ若い人であれば、20年といわず30年、40年運用期間が取れる人もいるはずです。
この投信は、今から32年後の2050年が基準になっており、超長期間の投資を見据えた商品設計となっています。
他のターゲットイヤー型と比較すると、国内株や国内債券に偏っておらず、バランスの良い国際分散投資ができているところが高評価です。
信託報酬が徐々に下がっていくという仕組みも面白く、現時点の0.36~0.38%は及第点です。
とはいえ、だんだん比率が変わってことでポートフォリオの管理が難しくなるため、選ぶ際は自分の投資期間やリスク許容度を踏まえ慎重に選ぶようにしましょう。