つみたてNISA(積立NISA)で選べる投資信託について解説していきます。
概要(2020/1/6現在)
ファンド名 | 世界経済インデックスファンド |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱ |
信託報酬 | 0.55% |
総資産額 | 663億円 |
つみたてNISAでは便宜上アクティブ型に分類されていますが、実際はインデックス型のバランスファンドとなっています。
出典「三井住友トラスト・アセットマネジメント」
基本的には、株式と債券を50%ずつ保有するのを基本としています。比率がずれた場合、自動的にリバランスされます。
日本・先進国・新興国の割合については、各国のGDPなどを中心にして決められているのが特徴です。通常は、株式市場の大きさである時価総額基準で割合が決められるので、新興国の割合は全体の10%ほどしかありません。ですが、この投資信託では新興国が全体の30%を占めています。
GDPを基準にすることにより、経済力に合わせた割合で保有することができます。その代わり、株価が変動すると調整のためのリバランスが必要になるので、通常のインデックスよりは売買コストがかかります。
管理人の評価
つみたてNISAでは便宜上アクティブファンドになっていますが、実際は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と双璧をなすインデックス型バランスファンドの代表格です。
これら2つはよく似ていて、株式と債券を50%ずつ保有するという部分が共通しています。大きな違いは、こちらは時価総額基準ではなくGDPなどを参考に決めているので、新興国の比率が非常に高くなっていることです。
新興国への投資割合を多くしたい人にオススメです。
また、運用会社である三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱からは、信託報酬が全く同じで内容もほぼ同じである「SMT世界経済・インデックス・オープン」という投資信託が新発売されています。
同じくGDPを基準にしていますが、こちらより若干新興国比率が高いです。正直どちらを選んでもほぼ同じですが、似たような商品が複数販売するのはあまり良くありませんね。
資産別特徴 | 資産別商品 | 指数別解説 |
---|---|---|
資産別リターン | 資産別オススメ | 指数別オススメ |
日本株 | 対象商品 | 連動指数 |
全世界株 | 対象商品 | 連動指数 |
先進国株 | 対象商品 | 連動指数 |
米国株 | 対象商品 | 連動指数 |
新興国株 | 対象商品 | 連動指数 |
バランス | 対象商品 | × |
アクティブ | 対象商品 | × |