つみたてNISA(積立NISA)で選べる投資信託について解説していきます。
概要(2020/1/6現在)
ファンド名 | 年金積立 Jグロース |
運用会社 | 日興アセットマネジメント㈱ |
信託報酬 | 0.902% |
総資産額 | 294億円 |
配当利回り(2016年) | 0.045% |
アクティブ型投資信託です。去年は配当金がわずかに出ているようです。長期投資で影響が出るような金額ではないですが、計算がややこしくなるのでできれば配当金はないほうがいいです。
投資先はすべて日本株式になっています。名前にグロースとついていますが、これは代表的な投資スタイルのことを指しています。
グロース投資とは、成長が期待できる企業に投資する方法です。その対となるのがバリュー株投資で、株価が割安になっている企業に投資する方法です。インデックス投資がその中間ともいえます。
この投資信託の交付目論見書には、ファンドの目標について次のように書かれています。
主に、成長性が高く株主への利益還元が期待できる企業の株式に投資を行ない、中長期的な信託財産の成長をめざします。
株価が割安かどうかより、企業の成長性を重視して投資していることが分かります。一般的にグロース投資は、割高な株にも投資することになるので、ハイリスクハイリターンになることが多いです。
出典「日興アセットマネジメント」
黒い線が基準価格です。配当金がごく少額だったので、ほぼ分配金再投資基準価格と重なっているようです。
2012年以降は、市場平均であるTOPIX(東証株価指数)に勝っているようです。
管理人の評価
日本株式に投資できる内容で、グロース投資を重視した内容になっています。
ですが、グロース株投資は、長期的に市場平均に勝つことは難しいといわれています。グロース株投資は、成長が期待できて株価上昇が見込める企業に投資する方法です。
その一方、期待通りに成長できなかった場合、大きな損失が出ることが多いです。そのため、不況などによる株価下落も大きいとされており、企業分析力が重要になっています。
現在は市場平均であるTOPIXに勝っていますが、今後の下落相場を迎えた際に、大きく落ち込む可能性もあります。投資するのであれば、グロース投資について理解した上で行いましょう。
資産別特徴 | 資産別商品 | 指数別解説 |
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資産別リターン | 資産別オススメ | 指数別オススメ |
日本株 | 対象商品 | 連動指数 |
全世界株 | 対象商品 | 連動指数 |
先進国株 | 対象商品 | 連動指数 |
米国株 | 対象商品 | 連動指数 |
新興国株 | 対象商品 | 連動指数 |
バランス | 対象商品 | × |
アクティブ | 対象商品 | × |