つみたてNISA(積立NISA)のデメリットについて解説していきます。

 

元本割れする可能性がある

あくまでつみたてNISAは投資信託などの金融商品を使って資産運用していくので、場合によっては元本割れする可能性も十分あります。

これはつみたてNISAというより、「資産運用」する上では避けられないことです。

だからいって、ゼッタイ元本割れしない現金や預金だけで持っていることは、最も危険です。

円の価値は、時代によって変わっています。例えば、1960年の大卒公務員初任給はたったの10,000円しかありませんでした。裏を返せば当時は月10,000円で生活できるくらいモノの値段が安かったともいえます。

経済は緩やかにインフレが続いていくので、モノの値段は上がっていき、同じ10,000円でもだんだん買えるものが少なくなってしまうのです。

現在月10,000円では1ヶ月生活することは難しいですよね?インフレに負けないためは、株や債券などにバランスよく分散していなければなりません。

他にも、私たちが普段買っているものは、海外から輸入しているものが多いです。例えば、石油や小麦なんかは、生活に必要不可欠ですが、ほぼ海外からの輸入に頼っています。

輸入するときに使われる通貨はアメリカのドルです。ニュースで1ドル=〇〇円というのを耳にしますね。このバランスが変わると、輸入品の値段も変わってしまうということです。

なので、海外の株式や債券にも投資することで、ドルやユーロを間接的に持つことができます。自分の財産を守るには、幅広い分散投資が必要なのです。

このサイトでは、分散投資の必要性を強く訴えており、つみたてNISAで投資信託をどのように組み合わせるかに重点を置いて解説しています。

参考記事…元本割れしないの?

 

選べる商品が少ない

これは、メリットともデメリットともいえますが、つみたてNISAでは、通常の証券口座に比べて選べる商品が極端に少ないです。

投資信託の場合、通常数千種類のラインナップがありますが、つみたてNISAでは現在120種類ほどしか予定に入っておりません。

しかし、その120種類は、少数精鋭の優等生です。

もともと証券会社では、手数料が高くて儲かりやすい投資信託などを積極的に販売することが慣習となっていました。また、買ってくれた時に購入手数料が発生するので、たくさん買い換えてくれたほうが手数料もたくさんもらえます。

なので、手数料が高い商品を、頻繁に入れ替えさせるという顧客にとって不利な契約が多かったのです。

その現状に嫌気がさした日本政府の金融庁が、こういった顧客にためにならない商品を排除する意味で、つみたてNISAで取り扱える商品に厳しい条件をつけたのです。

「投資信託のほとんどは存在意義がない」と金融庁が言っているようなもので、本気で国民第一の制度を考えてくれていて、非常に好感が持てます。

とはいえ、商品が少ないので、ある程度投資に詳しい人にとっては退屈かもしれません。しかし、非課税口座を使わずにつみたてNISAよりも高いリターンを得ることはほぼ不可能だといわれています。

投資上級者ほど税金の恐ろしさをよく知っているので、つみたてNISAや確定拠出年金をフル活用することになると思います。

 

 

途中で売ると枠が使えなくなる

これはデメリットとはいえませんが、つみたてNISAは年間40万円で期間が20年間なので、単純に40万×20年で8最大800万円まで投資できる制度といえます。

しかし、一度つみたてNISAで買った投資信託を売ってしまうと、その枠はもう使えなくなってしまうのです。そのため、頻繁に売買するのはあまり良くないことになります。

しかし、長期投資では、そもそも頻繁に売買をするべきではないので、「20年間ずっと保有できる投資信託」を選ぶべきだということです。

幸い、つみたてNISAで選べる商品には、短期投資向けの商品は一切含まれていないので、20年間安心して保有できるものばかりです。

ただし、人生で急な出費があったときは、やむを得ず売る場合もあるかもしれません。途中で売却するとその分の枠は減ってしまいますが、それ以外に課税されるなどのペナルティは一切ないので、大きなデメリットではないでしょう。

60歳まで引き出し自体が一切不可能な確定拠出年金に比べれば十分安心です。

 

デメリットまとめ

つみたてNISA(積立NISA)のデメリットをまとめると次の通りです。

 

元本割れの可能性

・選択肢が少ない

・途中売却で枠が減る

 

元本割れの可能性は資産運用では避けられないので、このサイトで詳しく勉強していきましょう!

下の2つについては、大したデメリットではないので、定期積立の延長として考えている人にとっては無視していいです。

老後の資産運用という意味では、非課税の上に掛金が全額所得控除できる確定拠出年金のほうが有利ではあるのですが、60歳まで引き出せないという致命的なデメリットがあり、今後大きな出費がありそうな人にはオススメできません。

このつみたてNISAは、メリットは非課税だけですが、自由に売却することができます。全体的に大きなデメリットがないというのが魅力で、万人にオススメできる制度になっています。

資産運用をとりあえず始めてみたいという人は、「つみたてNISA」から入口を広げていくのがいいかもしれません。

参考記事…元本割れしないの?

参考記事…国が決めた商品で大丈夫?