つみたてNISA(積立NISA)では、文字通り積立投資をすることが推奨されています。

最も多いのは、毎月積み立てになるかと思います。ちょうど給料も毎月なので、給料日を引き落とし日にしておくと分かりやすいですね。

つみたてNISAでは、年額の上限が40万円になっているので、毎月だと約33,000円になります。割り切れないのが少し中途半端ですね。

上限いっぱいまで投資をするなら、毎月33,000円を口座引き落としにすることになります。単純な投資方法ですが、この積立投資だと大きなメリットがあります。

決められた周期で、同じ金額を継続して投資していく方法を、ドルコスト平均法といいます。つみたてNISAでは、意識せずとも勝手にドルコスト平均法を実行できてしまいます。

ドルコスト平均法には、投資信託だけではなく株式投資でもよく用いられる投資方法です。

例えば、次のように株価が動く株を買っていくとします。

株式会社Aという会社の株価がこのように動いた時に、毎月積立投資をしてみます。2つのケースで考えてみましょう。

①毎月1株ずつ買っていく

この場合、投資金額は各月の合計分必要になります。この場合は合計68,000円で6株買うことができました。6ヵ月目には株価は20,000円になっています。

6ヵ月目の評価は20,000円×6株=120,000万円です。最初の投資資金68,000円を引くと、52,000円の利益が出ました。

②毎月10,000円ずつ買っていく。

この場合、投資金額は毎月10,000円で一定なので、6ヵ月では60,000円の投資資金が必要でした。

毎月買える株数は変わっています。

1ヵ月目 2か月目 3ヵ月目 4か月目 5ヵ月目 6ヵ月目 合計
買えた数 1株 1.25株 2株 0.8株 0.8株 0.5株 6.35株

 

毎月10,000円で買える分を買うので、株価が高い時は少なく、株価が安い時は多く買います。

この働きにより、60,000円の投資金額で、6.35株買うことができました。

6ヵ月目の評価額は20,000円×6.35株=127,000円となりました。投資資金の60,000円を引くと67,000円の利益になりました。

 

②のほうが、投資資金が少なかったのに、多く株を買うことができました。②を実践するのがまさにドルコスト平均法です。

この方法を用いると、安い時は多く買って、高い時はあまり買わないという投資方法を自然と実践できてしまいます。

この働きを期待するには、決められた額をしっかり積立していくことです。調子が悪いから積立をやめてしまったり、好調だから積立金額を増やししたりすると、安い時に買わないで高い時に多く買うという失敗をしてしまいます。

ドルコスト平均法を実践することで、自然と取得単価を減らすことができます。

ですが、この効果が期待できるのはあくまで投資資金が少ない序盤だけです。後半になるにつれ、追加資金の割合がだんだん減っていくので、取得単価を減らす効果もごくわずかになってしまいます。

ドルコスト平均法は多くの金融関係者が進める投資方法ですが、決して万能なわけではありません。

ドルコスト平均法は、あくまで感情を抑えて機械的に投資できる投資法にすぎないということをしっかり理解しましょう。

参考記事…積立するだけで大丈夫?

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