つみたてNISA(積立NISA)では、投資信託を使って運用をしていきます。

投資信託では、ベンチマークを定めているものがほとんどです。

ベンチマークとは、目標とする成績のことを指しており、そのベンチマークとどれだけ差が出たかが重要です。

投資信託を大きく分けると、次の2種類になります。

・アクティブ型投資信託

・インデックス型投資信託

アクティブ型投資信託は、運用再起のファンドマネージャーが企業分析をして、市場平均を超える成績を目指すという内容です。平均以上の成績を得ようとするのが目的です。

参考記事…アクティブとインデックス

基本的には、同じ資産に関する指数をベンチマークにして、それを超える成績を目指すことが多いです。

例えば、主に日本株式にアクティブ投資する投資信託では、ベンチマークとしてTOPIX(東証株価指数)を用いることが多いです。

参考記事…日本株式に連動するインデックス

信託報酬を多くとる以上、平均の成績に負けていては示しがつきませんからね。ですが、全体の7割以上はTOPIXを超えることはできないので、基本的にはインデックス型投資信託を選んだほうが無難です。

インデックス型投資信託は、必ず指数と連動するように運用されます。TOPIX(東証株価指数)に連動したい場合は、採用されている約2,000社の株式を全て保有して持っているだけで達成できます。

やることが少ないので信託報酬は安く済むし、必ず平均点を取ることができます。長期間では税金や手数料が圧倒的に安く済むので、何十年という長期であれば多くのアクティブ型投資信託の成績を超えます。

まとめると次の通りです。

目的 信託報酬
アクティブ型投資信託 ベンチマークを超える 高め
インデックス型投資信託 ベンチマークに連動する 低め

 

アクティブ型は、ベンチマークを超える成績を得ることができなければ、存在意義はありません。その反面インデックス型は、ベンチマークに連動するだけでいいので気楽です。信託報酬にも大きな差が付きます。

逆に言えば、インデックス型はベンチマークを超えたり下回ってはいけないということです。仮にプラスになったとしても、それは余計なことをしていたということになります。

TOPIXに連動させたければ、指数に採用されている約2,000社の株式を決められた割合で保有するだけです。TOPIXを超えてしまったということは、インデックスと違う運用をしてしまったということになります。

インデックス型投資信託は、ベンチマークとずれることなく運用されることが唯一の目的になります。

 

これは、TOPIX(東証株価指数)の株価チャートです。これは日本企業約2,000社の株式の平均なので、TOPIXに連動する投資信託であれば全く同じ動きをします。

ですが、普段ニュースなどで見るチャートには、配当金が含まれていないことが多いです。投資信託では、発生した配当金は全てファンド内で再投資されるので、実際はこのチャート以上に利益を得ることができるということになります。

現在、TOPIX全体の配当利回りは約1.5%です。そのため、本来であればTOPIXに40万円投資すれば、年間約6,000円ほどの配当金をもらうことができます。

ですが、つみたてNISAで投資できる投資信託では、基本的に配当金が出ないものばかりです。発生した配当金は、全て次の投資資金として再投資されます。

配当金がもらえないのは少し残念ですが、長期投資では、配当金を再投資することで、再投資した配当金がさらに配当金を生みます。

配当金再投資を繰り返すことで、将来は大きな差につながります。

参考記事…配当金再投資とは?

ですが、そうすると問題があります。もしTOPIXに連動する投資信託のファンド内で配当金が発生するなら、毎年配当金の分だけベンチマークと離れてしまいますよね?

そのため、多くの投資信託は、配当金込みの指数をベンチマークにしていることが多いです。上記で紹介したチャートは配当金が含まれていないパターンでしたが、それとは別に配当金が含まれたチャートも存在しています。

そのチャートに連動するようにするには、配当金を再投資しないと連動できないので、しっかり再投資する必要があります。

ですが、一部は配当金が含まれていないものをベンチマークにしている場合があります。

つまり、TOPIXに連動する投資信託の中でも、厳密には連動する先が違うということです。

①TOPIX(配当金なし)
②TOPIX(配当金込み)

ですが、どちらも配当金は基本的に再投資されるので、基本的にはほぼ同じ動きをします。

①の場合、投資信託を運用していくことで配当金が発生するので、ベンチマークからだんだん上のほうに離れていきます。そのため、信託報酬などのコストがどれくらい影響しているかが分かりづらくなります。

②の場合、配当金も含めたベンチマークなので、ほぼ似たような動きをします。ただし、信託報酬などのコスト分だけだんだん下のほうに離れていきます。

配当金は年間約1.5%発生するけど、信託報酬などの経費はせいぜい年間0.2~0.3%程度です。そのたえ、①配当金なしをベンチマークにしていると、年間1%以上ずれてしまうことになります。

基本的には、①よりも②の配当金込みをベンチマークにしていたほうが分かりやすいです。配当金込みであれば、確実にベンチマークを下回っていくので、どれだけ指数にうまく連動できているかが一目瞭然だからです。

また、①の場合、ファンド内で発生した配当金がずれを生じさせるので、一時的に配当金が保有者に配られてしまうリスクもあります。

普通であれば嬉しいはずが、長期投資では余計なコストがかかってしまうので、できる限り配当金は再投資されるほうが好ましいです。

ですが、配当金なしをベンチマークにしている投資信託も、実質的には配当金込みに連動します。基本的には再投資されるので、どちらをベンチマークにしていても大きな差は生まれません。

ただ、投資信託同士を比較するときに、どちらがベンチマークになっているかで全く意味が違うので、そこだけ注意すれば問題ありません。

少なくとも長期投資で大きな差になる部分ではありませんので、当サイトではあまり区別せず判断しています。

最も大事なのは、実際にファンド内でかかった信託報酬や経費なので、ベンチマークに惑わされないようにしましょう。

参考記事…配当金再投資とは?

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