つみたてNISA(積立NISA)で一番大切なのは、自分に合った投資信託を選んで組み合わせることができるかです。

ここでは、その選び方について簡単に説明していきます。

 

複数組み合わせは必ず必要なの?

つみたてNISAでは、幅広い分散投資が推奨されています。つみたてNISAの中にも、日本株だけに投資するものや全世界株に投資できるものなど、投資先の内容も様々です。

基本的には、いくつかの投資信託を組み合わせることが一般的ですが、たった1つでも問題ない投資信託もあります。

それは、「バランスファンド」と呼ばれる投資信託です。

イメージだと、このような投資信託です。あらかじめ分散投資が全て完了しているので、バランスファンド1つだけに投資するという選択も十分あり得ます。

有名なバランスファンドに、「世界経済インデックスファンド」と呼ばれる投資信託があります。バランスファンドの中ではかなり有名な商品です。

出典「三井住友・トラスト・アセットマネジメント」

中身はこのようになっています。これ1つで国内外全ての株式と債券への投資が完了してしまいます。なので、このバランスで問題なければ、「世界経済インデックスファンド」の投資信託だけ選べばもう終わりです。

つみたてNISAの上限40万円をすべてこれにしても問題ありません。分散投資は大事ですが、投資信託を分散させるのではなく、投資先が分散されていれば、投資信託の本数は関係ありません。

「株式が少ない」と思えば、株式だけに投資する投資信託を少し足してあげたりして調整してもいいです。

バランスファンドは、分かりやすいセット販売商品ということですね。

 

複数組み合わせる場合の注意点

逆に言えば、いくらたくさんの投資信託を選んで組み合わせても、運用先の投資先が一緒であれば意味がありません。

 

出典「金融庁」

金融庁が認めるインデックス型投資信託の連動指数一覧表を一部抜粋しています。それぞれ枠で囲われた内容は、左から日本株、全世界株、先進国株、新興国株になっています。

まずは赤い枠で囲まれている、日本株式に関係する指数からみていきましょう。4つありますが、それぞれ意味は次の通りです。

 

TOPIX…東証一部に上場している全ての株式の平均

日経225…日本を代表する企業225社の株価の平均

JPX日経400…優良な日本企業400社の株式の平均

MSCI Japan Index…日本企業約1,200社の株式の平均

 

詳しく理解する必要はありません。ようするに、これらに連動するインデックス型投資信託を保有すると、間接的に日本株に投資できるということですね。

しかし、この4つは非常に似た動きをします。

TOPIXと日経平均(日経225)を比較すると、かなり似た動きをしています。他の2つであっても大体同じような動きになります。

なぜかというと、どれも大企業が大きな割合を占めているので、おのずと似た動きになってしまうのです。

例えば、日本で一番大きなトヨタ自動車は、4つ全てに採用されています。赤い枠の中で分散しても、分散投資の意味がないのです。

なので、基本的に赤い枠から複数選ぶ必要はないので、どれか一つにしましょう。特にどれを選んでも大きな差はありませんが、あえて選ぶなら一番範囲が広い「TOPIX」に連動するインデックスがオススメです。

もし株式で分散投資したいなら、色が違うものを複数組み合わせるようにすれば、バランスよく投資をすることができますね。

 

分散投資まとめ

つみたてNISA(積立NISA)で最も大事な、投資信託の選び方に関する内容でした。分散投資は、つみたてNISAに限らず全ての資産運用する人に必要な考え方です。しっかり理解しましょう。

 

・バランスファンドなら1本でも分散投資できている。

似たような投資信託に分散しても意味がない。

・自分で複数選ぶなら、ジャンルが違うものを1つずつ選ぶとよい。

 

少し不安だけど、自分で選ぶ楽しみも捨てがたい人なら、バランスファンド+αという選択肢もアリです。投資信託の本数は関係なく、実質的な投資先が分散されていれば問題ありません。

分散できていればたくさん本数を持つメリットはほぼないので、管理の手間も考えて自分が納得できる最小限の数にとどめるようにしましょう。

参考記事…つみたてNISA対象の商品