つみたてNISA(積立NISA)では、幅広い国に投資することが推奨されています。

出典「金融庁」

つみたてNISAで採用されるインデックス型投資信託では、日本だけでなく、先進国や新興国に投資できる商品も多くあります。全世界を対象としたインデックスであれば、1つで世界中に分散投資が完了します。

では、なぜ日本だけでなく世界にも投資しなければならないのでしょうか?

 

日本が成長するか分からないから

つみたてNISAでは、株式を中心に、日本だけでなく世界中に投資することが推奨されているような仕組みになっています。どの国への投資が正解かは誰にも分からないので、世界中に分散投資しなければならないのですね。

でも、「海外に投資するのは怖い」という人も多いと思います。

このサイトでもたびたび登場する、「日経平均株価」の長期チャートをお見せします。

バブル景気の絶頂では、4万円に迫る勢いでしたが、現在は2万円前後しかありません。世界中で見ても、株価が右肩上がりになっていない国はほとんどありません。

日本株は、1900年以降の100年で見れば大きくプラスだったデータがあるのですが、ここ数十年ではマイナスだったのです。世界の主要国で、株価が右肩上がりになっていないのは日本だけといっても大げさではありません。

これはアメリカ版日経平均株価でもあるS&P500のチャートです。(本当はこっちが元祖)

ジグザグですが、きれいな右肩上がりです。アメリカに限らず、多くの主要国では経済成長によって右肩上がりになっています。日本は、世界でも株式市場が成長していない珍しいの国なのです。

今後も世界規模で見れば、国や企業は成長していくと思いますが、日本は人口減少が進んでいて、企業もあまり好調とはいえません。

世界のうち、日本株が占める割合は10%にもなりません。日本ばかりに投資することは、日本の未来に大きく賭けるギャンブルであるといえます。

日本・アメリカ・ヨーロッパ・中国・インド、どの国が今後世界の中心になるかは専門家でも分かりません。

どの国の企業が成長してどの国の企業が衰退するかはわからないので、世界中に投資することが必要なのです。

 

リスクが分散できるから

様々な国に投資するのは、リスク分散の意味でも有効です。投資の格言に、「同じ籠に卵を盛るな」という格言があります。

1つの籠にばかり卵を入れておくと、何かあったときにまとめて割れてしまうので、複数に分けましょうという意味です。

卵は私たちが投資するお金、籠は投資先を表しています。

例えば、株式投資であれば、日本株・先進国株・新興国株と分けておけば、仮に日本株への投資が失敗したとしても、他の2つでカバーできるかもしれません。

世界規模で人口はどんどん増えているので、全体で見ればどんどん成長していくと思われます。しかし、部分的に見れば衰退していく企業や国もあるはずです。

最近の例では、日本の携帯産業が衰退した一方で、韓国のスマートフォンメーカーであるサムスン電子は絶好調です。世界経済は、必ずどこかでつながっているです。

世界全体の成長を取り込むためにも、幅広い国に分散投資する必要があるのです。

 

日本だけではダメな理由まとめ

つみたてNISA(積立NISA)では、日本だけでなく世界規模で投資をする必要があります。理由をまとめると次の通りです。

 

・世界経済はどんどん成長している

・多くの国では株価は右肩上がり

・日本は例外で横ばい

・今後衰退する国もきっとある

・だから世界にまとめて投資する

 

上記の理由から、日本だけへの投資は危険だといえますね。日本市場は、あまり成長の見込みがないので、逆に日本にだけ投資しない人も増えているようです。

あえて日本を外す必要はありませんが、株式市場全体に対する日本市場の割合が10%にも満たない事実を考えれば、投資先の大部分は海外にしておくべきだと思っています。

参考記事…日本・先進国・新興国の割合について