正しいリスクを取ること

つみたてNISA(積立NISA)は、投資信託を用いて資産運用をしていく仕組みです。

資産運用をする以上、様々なリスクを抱えることになります。ですが、長期の積立投資では、ほとんどのリスクを取り除くことができるといわれています。

資産運用をするのは大きなリスクと思われていますが、実は投資をしていないこと自体が大きなリスクです。

最も安全だと思われている現金でも、インフレや円安が進むと買えるものが減ってしまうので、実質的には大きな損です。

投資をしてもしなくても、リスクは必ずあります。そして、必要以上のリスクを抱えないようにするには、現金以外の複数の資産に分散投資する必要があります。

リスクは怖いですが、必要以上に恐れ、投資をしないことが最も大きなリスクを抱えることになることをしっかり理解していきましょう。

リスクを知ることが、資産運用の第一歩ともいえます。ここでは、信用リスクについて解説していきます。

 

信用リスクとは?

投資における新用途は、債務者が債権者に対して約束を履行することです。

簡単に言うと、貸したお金をちゃんと返してくれるかどうかのリスクです。債券の場合、意味合いとしてはお金を貸し付けすることになるので、あとで定期的に利息をもらえるし、決められた期限(償還日)になれば元本を全額返してもらえます。

ですが、相手の手元にお金が無くなってしまった場合、返したくても返すことができません。このリスクを信用リスクといいます。

信用リスクは、デフォルトリスクとも呼ばれます。デフォルトとは、債権回収ができない状況に陥ることを指します。

簡単に言うと、借金の踏み倒しをされてしまった状況ですね。全額返してもらえない場合と、一部は返してもらえる場合があります。いずれにせよ、大きな損失になってしまいます。

株式やREITの場合は、決められた金額を返してもらう約束ではなく、得ることができた利益をもらうことができます。

その場合でも、投資先の株式会社や不動産事業が失敗して破綻した場合、株式やREITの価値はほぼ無価値になってしまいます。

株が紙屑になってしまうのも、この信用リスクがあるからですね。投資先の国や企業などが破綻した場合、大きな損失になってしまいます。

 

信用リスクへの対策

信用リスクは、投資先の国や企業が破綻・倒産することによって被るリスクです。

したがって、複数の国や企業に分散投資することで、そのリスクを大幅に抑えることができます。

例えばですが、トヨタ自動車の株式と債券だけに投資していた場合、万が一トヨタ自動車が破綻した場合には大きな損失になってしまいます。

ですが、トヨタ自動車以外にも、日産自動車、本田自動車などに分けて投資をしておくことで、影響を最小限に抑えることができます。

投資信託を利用すれば、世界中の様々な業種の企業にまとめて投資できるので、信用リスクを大きく抑えることができます。

また、どこかの企業が倒産すれば、その分他の企業の売上アップにつながるので、信用リスクは分散投資で大きく軽減することができます。

世界中の国や企業が同時に破綻することはないですから、分散投資をしていれば信用リスクはほとんど無視できるといっても過言ではありません。

 

相手の信用が大事

皆さんがお金を貸してほしいと頼まれたとき、相手の信用を考えると思います。信頼できる友人であれば、お金を貸しても返してもらえると信じることができます。

ですが、普段からあまり信用できない人には、あまりお金を貸したくないと思います。

投資の世界でも、同じような理屈があります。特に貸し付けを行う債券では、相手への信用によって、利息が変わってきます。

日本政府やアメリカ政府のような信用できる組織が発行している日本国債や米国債は、ちゃんと返済してもらえる可能性が極めて高いので、利息は少なめになっています。

逆に、ベンチャー企業や、新興国の国債の場合、返済してもらえるか不安があるので、その分利息が多くもらえます。

日常でも、公務員や大企業勤めなどの人は、お金を借りるときに有利になりますよね。それは、きちんと返してもらえるという信用があるから利率が低くなっているのです。

 

信用リスクは必ずある

信用リスクは、ほぼすべての資産に存在しています。限りなく安全資産といわれている日本国債は、日本政府が発行する借用書のようなものです。

国が発行しているので、ほぼ間違いなく返済してもらえるため、元本保証の商品だといわれています。

ですが、本当に返済してもらえるかどうかは、返済期限日にならなければ分からないはずです。いくら日本政府が約束していても、万が一財源が尽きてしまった場合、返済されなくなってしまう可能性があります。

 

その他外国の国債も、それぞれの政府が約束をしているだけで、過去にはアルゼンチン、ギリシャなどがデフォルト(破綻)して、国債は紙屑になったことがあります。

信用リスクは、投資では絶対に避けられないリスクなのです。だからこそ、どれか1つがダメになってお大丈夫なように、分散投資を徹底しなければならないのです。

 

信用リスクまとめ

信用リスクは、投資において最も大きなリスクともいえます。

 

信用リスクの意味
→投資先が破綻・倒産すること

信用リスクへの対策
→分散投資を徹底して影響を抑える

相手への信用が大事
→投資先によって金利も変わる

必ず信用リスクはある
→日本国債でも無視はできない

 

信用リスクは、投資先が破綻・倒産するという最悪のケースを想定したリスクです。多くの場合紙屑になってしまうという危険なリスクです。

ですが、投資信託で分散投資をしていれば、世界中の国や企業に投資することになるので、全部紙屑になってしまうということはあり得ません。

そういった意味で、投資信託なら全部がダメになるというリスクはなくすことができます。

つみたてNISA(積立NISA)では、そもそも単独で投資することはできないので、あまり考えなくてもいいかもしれません。

特に最も幅広く分散投資するインデックス投資では、特定の国や企業の破綻などの影響はごく一部ですから、安心して長期投資できるかと思います。

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