正しいリスクを取ること

つみたてNISA(積立NISA)は、投資信託を用いて資産運用をしていく仕組みです。

資産運用をする以上、様々なリスクを抱えることになります。ですが、長期の積立投資では、ほとんどのリスクを取り除くことができるといわれています。

資産運用をするのは大きなリスクと思われていますが、実は投資をしていないこと自体が大きなリスクです。

最も安全だと思われている現金でも、インフレや円安が進むと買えるものが減ってしまうので、実質的には大きな損です。

投資をしてもしなくても、リスクは必ずあります。そして、必要以上のリスクを抱えないようにするには、現金以外の複数の資産に分散投資する必要があります。

リスクは怖いですが、必要以上に恐れ、投資をしないことが最も大きなリスクを抱えることになることをしっかり理解していきましょう。

リスクを知ることが、資産運用の第一歩ともいえます。ここでは、流動性リスクについて解説していきます。

 

流動性リスクとは?

まず流動というのは、換金のしやすさを表します。簿記では、流動資産、固定資産なんて使われ方をしますね。

投資のおける流動性とは、「換金のしやすさ」を意味しています。投資している資産の売却のしやすさといってもいいかもしれません。

投資信託は、市場で自由に売買することはできませんが、毎日基準価格というものがつけられているので、売りたいと思えばすぐに売ることができます。

手元に現金として届くまでは数日かかりますが、流動性リスクそのものは小さいといえます。

これは、株式・債券・REITなどが市場で自由に売買できるものなので、運用会社が現金を用意するのも簡単だからですね。

例えば、これが実際の土地や建物だったりしたら、買ってくれる人を見つけなければならないし、すぐに現金にしたい場合、やむを得ず値引しなければなりません。

土地や建物などの不動産は、一般的に流動性リスクが高いといわれています。

また、同じ資産の中でも、流動性リスクが大きく違うことがあります。

例えば株式の場合、米国株と新興国株では流動性が大きく違います。米国株の場合は、世界中で毎日株が売買されているので、買いたい人、売りたい人はたくさんいます。

たくさん取引相手がいるので、すぐに売却することができます。

その一方、市場規模が小さい新興国などの場合は、買いたい人も売りたい人も少ないので、売りたくてもなかなか買い手が見つからない場合があります。見つかったとしても、安値で売ることになってしまうかもしれません。

市場規模が大きい資産グループほど流動性が高く、小さい資産グループほど流動性が低いということですね。

思うように買ったり売ったりできないことが流動性リスクということになります。

 

流動性リスクへの対策

流動性リスクは、長期投資ではあまり関係ありません。短期で頻繁に売買する人であれば、会いやすさ・売りやすさというのは非常に重要です。

また、買い手と売り手が少ないと、買いたいときは割高・売りたいときは割安で取引することになりかねないので大きな問題です。

ですが、そもそも売買をしないのであれば、流動性リスクはほとんど問題にはなりません。

つみたてNISAでは特に投資信託を利用するので、基本的に売りたいときに売れないという問題はありません。

長期投資では、流動性リスクはほぼ無視できるリスクであるということですね。

 

流動性リスクまとめ

流動性リスクは、長期投資ではあまり意識する必要がないリスクです。

 

流動性リスクの意味
→換金するまでのリスクを表す

つみたてNISAでの影響
→投資信託・株・債券・REITはいずれも小さめ

流動性リスクが高めの資産
→新興国株式・新興国債券はやや高め

流動性リスクへの対策
→長期投資ならそもそも関係ない

 

流動性リスクは、買い手と売り手が少ないことにより、思うように売買ができない・足元を見られた取引をされてしまうといったリスクのことです。

投資信託であれば、基本的に毎日自由に売ることができるし、運用会社も解約に備えているので、ほとんど問題ないといえます。

流動性リスクを心配するのは、頻繁に売買を行う投資であり、つみたてNISAのような長期間の積立投資では、あまり心配する必要はないでしょう。

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