つみたてNISA(積立NISA)では、投資信託を使って資産運用をしていきます。
金融庁が定めた厳しい条件があるので、どれも優良な商品ばかりです。
つみたてNISAで採用されている投資信託が、大部分がインデックス型になっています。当サイトでも、基本的にはインデックス型の投資信託をオススメしています。
インデックス型の投資信託では、基本的に運用会社に払う手数料、すなわち信託報酬の高さでほぼ優劣が決まります。
もちろんその他に、細かい経費や手数料もあるのですが、基本的には信託報酬が最優先です。
それぞれの経費がどのくらいかかるかはわからないけど、確実に信託報酬は取られてしまうのですから、安いに越したことはありません。
ここでは、インデックス型の資産別オススメ商品を紹介していきます。
資産別の特徴について知りたい方は参考記事をどうぞ。
参考記事…資産ごとの特徴
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日本株式
日本株式に投資できるインデックス指数は、現在のところ3つあります。
指数名 | 投資先 |
TOPIX(東証株価指数) | 一部上場企業の全て(約2,000社) |
日経平均株価(日経225) | 一部上場企業のうち225社 |
JPX日経400 | 全上場企業のうち優良企業400社 |
このうち、TOPIX(東証株価指数)が最も幅広く分散投資できます。
基本的に信託報酬に問題がなければ、可能な限り幅広く投資するのが基本です。TOPIXであれば、最も低コストで幅広く日本株式に投資できます。
当サイトでは、日本株式はTOPIXに投資することを強くオススメします。
TOPIX(東証株価指数)に連動するものでは、次の2つが有力候補です。
ファンド名 | 信託報酬 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックス・ファンド | 0.17172% |
eMAXIS slim 国内株式インデックス | 0.1674% |
iFree TOPIXインデックス | 0.17172% |
Smart‐i TOPIXインデックス | 0.1674% |
どれもTOPIXに連動するので、成績はほぼ同じになります。
全世界株式(日本除く)
日本を除く先進国・新興国の株式にまとめて投資したい場合、ほぼ選ぶべきものが決まります。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.15336% |
信託報酬を考えるとほぼこれ一択です。日本株式は含まれないので、別で組み合わせる必要があります。
全世界株式(日本含む)
日本を含めた先進国・新興国の株式にまとめて投資できます。基本的に全世界でまとめた株式型はあまり種類が少なく、選択肢は限られます。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.15336% |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.2296% |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド ※ | 0.15% |
※旧名称は「EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド」
信託報酬で考えればEXE-iが最も低コストですが、運用方法が少し特殊であり、隠れコストが大きくなる可能性が高いです。
全世界中小型株式(日本含む)
上記と同じく全世界の株式が対象ですが、大型株を除いた中型株・小型株のみに投資する商品です。
ファンド名 | 信託報酬 |
EXE-i グローバル中小型株式ファンド | 0.3304% |
中小型株はハイリスクハイリターンになりやすいため、ポートフォリオのメインというよりは、中小型株の比率を高めたいときにアクセントとして活用するのが良いでしょう。
先進国株式(日本除く)
日本を除く先進国株式にまとめて投資できます。
日本では人気のあるジャンルで、多数の商品が出ています。その分信託報酬の引き下げ競争も激しいです。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.11772% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.11772% |
どちらも非常に低コストです。両方ともMSCIコクサイに連動するので、どちらを選んでも成績はほぼ同じになります。
先進国株式(日本含む)
日本を含む先進国にまとめて投資できます。現時点では1つしか対象商品がありません。
ファンド名 | 信託報酬 |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド ※ | 0.1155% |
※旧名称は「EXE-iつみたて先進国株式ファンド」
信託報酬は、全ファンドの中でも最安値となっています。
ただし、運用方法が特殊なため、隠れコストが大きくなる可能性が高いです。
米国株式
日本以外で唯一単独の国に投資できるのが米国株式です。
ファンド名 | 信託報酬 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.1696% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.1728% |
信託報酬は近いですが、投資内容が若干違うので、比較して選んでいきたいですね。
また、全世界株式や先進国株式の半分以上は米国ですので、米国の割合を少し増やしたい場合以外は、あまり必要ないかもしれません。
新興国株式
中国・インドなどの新興国の株式にまとめて投資できます。コチラも先進国株式に並んで人気のあるジャンルです。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.20412% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド | 0.20412% |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド ※ | 0.1948% |
※旧名称は「EXE-iつみたて新興国株式ファンド」
このなかでSBIだけは連動指数が若干違います。大きな相違点としては、SBIでは韓国が含まれていません。
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4資産均等バランス型
次のような4資産に均等に投資するバランスファンドです。
ファンド名 | 信託報酬 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) | 0.17172% |
類似商品のうち、信託報酬がダントツで安いためオススメです。
6資産均等バランス型
次のような6資産に均等に投資するバランスファンドです。
ファンド名 | 信託報酬 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型) | 0.17172% |
類似商品のうち、信託報酬がダントツで安いためオススメです。
8資産均等バランス
次のような8資産に均等に投資するバランスファンドです。
内容や信託報酬を考えると、現時点では次の商品がオススメです。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.17172% |
詳しく知りたい方は、下の青文字をクリックしてください。
資産別オススメまとめ
今回は各資産クラスごとにオススメを紹介しました。これらは、当サイトの管理人が選んだものです。
ですが、判断基準はほとんど信託報酬だけです。
当サイトで繰り返し説明していますが、同じ指数に連動するインデックス型投資信託であれば、信託報酬でほぼ優劣が決まります。
特に難しい知識がなくても、どの指数に投資するか決めて、連動する中で一番信託報酬が安いものを選ぶだけで十分です。
まずはどの資産にどのくらい投資するかを決めたら、それに合う商品で信託報酬が安いものを選べば問題ありません。
参考記事…資産ごとの特徴