つみたて(積立NISA)で投資できる投資信託のうち、日本株に投資できる株価指数(インデックス)は次の4種類があります。

出典「金融庁」

赤い枠で囲われている4種類ですね。それぞれ何が違うのかを紹介していきます。

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日本株式とは?

 

TOPIX(東証株価指数)

TOPIX(東証株価指数)は、東証1部上場の全銘柄の株式の平均になっています。

現在は、1,500を超える企業が東証1部に上場しているので、これらの平均がTOPIXということになっています。

東証2部上場という市場もあるのですが、大企業のほとんどは東証1部に上場しているので、基本的にTOPIX=日本株全体と考えてしまってもいいでしょう。

1968年の1月4日を100として、現在どれだけになっているかが表されています。

ちなみに現在(2017/9/28)は、1675になっているので、1968年の16倍以上になっていることが分かります。

TOPIXの上位10銘柄は、次の通りになっています。

会社名 構成比率
トヨタ自動車 3.21%
三菱東京UFJ銀行 2.22%
NTT 1.81%
ソフトバンク 1.69%
三井住友 1.41%
ソニー 1.36%
KDDI(au) 1.19%
ホンダ 1.19%
みずほFG 1.12%
JT(日本たばこ産業) 1.01%

 

どれも日本を代表する有名な企業ばかりですね。この割合は、時価総額というもので決まっています。

時価総額とは、1株あたりの株価×発行株式数で求めることができます。簡単に言うと、会社を丸ごと買うために必要なお金です。大きな会社ほど、高い割合を占めるようになるという仕組みです。

インデックス投資の中でも、この時価総額基準で比率を決めるのが一番好ましいといわれています。

1位のトヨタ自動車の場合は、現在の時価総額は約20兆円で国内1位なので、その大きさに合わせて構成比率も1位になっています。仮に20兆円あれば、トヨタ自動車を丸々買収することができます(笑)

TOPIXは、日本株で有名な指数の中では一番幅広く分散されているインデックスです。

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TOPIXに連動する投資信託

 

日経225(日経平均株価)

日経225(日経平均株価)は、日本経済新聞社が独自に選んだ、日本を代表する225社の株価の平均です。TOPIXが約1,500社なので、かなり厳選されていますね。

そのため、日本経済新聞社の主観が含まれている点には注意です。

TOPIXのほうが幅広く日本市場を表しているのですが、ニュースなどではこの日経平均株価のほうがよく聞きますね。歴史の古い指数なので、昔から馴染み深いの理由かもしれません。

現在の上位10銘柄は次の通りです。

会社名 構成比率
ファストリ 6.12%
ソフトバンク 5.05%
ファナック 4.22%
KDDI 3.28%
東京エレクトロン 3.17%
京セラ 2.57%
ダイキン工業 2.12%
信越化学工業 1.88%
日東電工 1.73%
テルモ 1.64%

 

同じ日本株に投資するTOPIXと全く違う銘柄ばかりですね。

TOPIXは時価総額に応じて割合が決まっていましたが、日経平均株価の場合、単純な株価で割合が決まるからです。

例えば1位のファーストリーテイリングは、ユニクロを運営している会社です。現在の1株当たりの値段は30,000円を超えています。

TOPIXで構成比率9位だったみずほファイナンシャルグループは超巨大企業ですが、1株当たりの株価は200円もしないので、割合は非常に低くなっています。

しかし、会社の大きさは、その会社の株全体でいくらになっているかで決まるので、発行されている株の数を考えないのは不思議ですよね?

時価総額で考えれば、ファーストリテイリングは約3.5兆円、みずほFGが約5兆円なので、企業としてはみずほFGのほうが大きいです。ファストリの株は、投資家が売買するときの単価が高いだけで、企業として大きいというわけではありません。それにもかかわらず、構成比率は1位で6%の以上の割合を占めています。

なぜこのような決め方をしているのかというと、昔は複雑な計算が難しかったので、単純な株価をただ平均していた名残が残っているだけです。

そのため、日経平均株価のような株価単純平均で決めた割合よりも、TOPIXなどの時価総額基準で決めた割合のほうが、投資するうえでは正しいということになります。

日経平均株価は親しみやすくてわかりやすいですが、分散もあまりしておらず、割合の決め方も歪なので、当サイトではあまり推奨していません。

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日経平均に連動する投資信託

 

JPX日経400

JPX日経400は、日本の優良企業400社の株式の平均です。過去の赤字が続いていないなどが条件で、東証一部だけでなく、東証二部などの比較的規模の小さい企業も選ばれているのが特徴です。

業績に応じて選別されるので、多少の主観に基づいた部分があります。

日経と名前がついていますが、割合は時価総額基準で決められているので、企業の大きさに応じた比率になっています。

比較的最近決められたばかりのインデックスで、2013年8月30日の基準を10,000として運用が開始されました。

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JPX日経400に連動する投資信託

 

MSCI Japan Index

1つだけ英語になっていますね。なんとなく予想できる通り、外国の人が日本に投資する際によく利用されているインデックスです。

採用銘柄は約1,200社とTOPIXより少なめですが、東証一部以外からも採用されている銘柄もあり、多少の違いがあります。

あまり日本で投資できる商品はなく、わざわざ日本人が投資する必要性は薄いです。

※2017年10月13日現在、つみたてNISAで関連する投資信託はありません。

 

日本株インデックスまとめ

つみたてNISA(積立NISA)で投資できる日本株に連動するインデックス4種の主な特徴をまとめると次の通りです。

 

・TOPIX・・・東証一部全ての平均。約1,500銘柄

・日経225・・・日本を代表する大手225社の平均

・JPX日経400・・・優良企業400社の平均

・MSCI Japan Index・・・幅広い約1,200銘柄の平均

 

ですが、基本的にどれも同じような動きをします。

TOPIXと日経平均株価(日経225)の比較です。過去10年では日経平均株価が勝っていますが、大体同じように動いていますね。基本的に日本の株式市場全体が、日経平均株価に採用されるような大手企業に左右されることが多いからです。

そのため、基本的にはどれを選んでも大差はありません。

しかし、日経225とJPX日経400は銘柄数が少ないうえに、主観に基づいた選別がされています。MSCI Japan Indexは、あまり日本で選べる商品がありません。結果消去法で、TOPIXが一番無難でいいと思います。

TOPIXであれば、連動する投資信託も多く存在しているので、信託報酬が安い商品も多くあります。

日本株の中で迷った場合は、TOPIXに連動するインデックス型投資信託を選べば大丈夫です。

TOPIXに連動する投資信託

日経平均に連動する投資信託

JPX日経400に連動する投資信託

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