つみたてNISA(積立NISA)では、選べる商品に大きな制限がかかっています。また、投資金額の年間上限が40万円と、ほかの制度に比べて少なめです。

全体として、投資初心者向けの内容になっています。特に投資期間を長くとれる若い人向けの内容になっているため、今まで投資をしたことがない人に向けた制度になっています。

ですが、投資経験がなければ、金融機関や市場のカモになってしまうのではないかという不安もあるかと思います。

確かに全くない状態で臨むのは非常に危険ですが、何冊も本を読んだり、資金を投入して実践練習する必要は一切ありません。

よくある誤解ですが、投資の世界では様々な分析をして儲かりそうな商品を選んでいく必要があると思われています。

ですが、投資の世界では投資するべき正解がほぼ決まっています。

それは、世界中の株式や債券に分散投資して長期間保有することです。そしてつみたてNISAでは、自然のこの投資方法を実行することができるようになっています。

なぜこの方法が有効かというと、世界経済はどんどん成長していくからです。株式や債券は、ほとんどの国で長期リターンがプラスでした。国によってはマイナスのところもありましたが、世界全体では大きくプラスです。

また、これらは短期的には大きく値段が変動していますが、20年という長期間では、驚くほど安定して右肩上がりになっています。

出典「金融庁」

これは金融庁のデータです。国内外の株式や債券にバランスよく投資した場合のシュミレーションです。左側の保有期間5年では、プラスもマイナスも幅が大きいです。

ですが、右側の保有期間20年の場合は、全て2~8%のプラスに収まっています。つまり、20年間投資していれば必ずプラスだったということです。

なぜこのようになるかというと、長期では不況も好況も体験するので、全体を眺めると成長しているからです。

ですが、これを実行できる人はなかなかいません。

多くの人は、一攫千金を狙ってハイリスクハイリターンな投資をしてしまいます。ですが、多くの人は大損してしまいます。

長期では右肩上がりでも、短期では大きく上下するからです。また、長期投資をしていても、大きく下落したタイミングで売ってしまう人が多いです。

積立投資であれば、気にせず淡々と投資できるので比較的安心です。

長期投資では、どのように投資するべきかという答えはすでに出ています。なので、なぜこのような投資方法が有効なのかを理解するだけでいいです。

各国の経済ニュースや、株価チャートの読み方なんて知識は一切不要です。短期間で一攫千金は狙えないけど、わずかな知識と長い時間を利用して大きな資産を形成できるのが長期投資の魅力です。

参考記事…積立するだけで大丈夫?