つみたてNISA(積立NISA)では、年間で投資できる金額が40万円と比較的少ない代わりに、非課税期間が20年と非常に長いのが特徴です。

そのため、全体として年齢の若い人向けの制度になっています。まとまった資金を用意するのではなく、時間をかけて積立していくことで、時間を味方につけて有利に資産運用をすることができます。

ですが、日本では投資はまとまった資金で行うものというイメージがあり、退職金制度なども相まって初めての投資は60歳以降という人が少なくありません。

そのため、一括で間違った投資をしてしまい、大事な老後資金を失ってしまったという悲しい話もあります。ですが、現実的にまとまった資金がある人は、そのまま置いておくのは非常にもったいないです。

まとまった資金を安定して投資したい場合は、ETF(上場投資信託)というものが最もオススメです。ETFとは、株式市場に上場していて、株と同じように売買ができる投資信託です。

通常の投資信託と比べて最低購入単価が高く、売買手数料が高めな代わりに信託報酬が非常に安く、豊富な種類から選べることが大きなメリットです。

まとまった資金を運用する場合は配当金を目当てにすることが多いですが、通常の投資信託で配当金が出るタイプの物は、残念ながらほとんどが詐欺のような商品ばかりです。

しっかりとした配当金を得たいのならば、現状はETFを利用するのが最もベターです。ですが、ETFは株と同じ仕組みなので、自動積立もできないし、ある程度の知識が必要になります。

また、海外に分散投資する場合、ドルなどでしか買えないケースもあり、上級者向けです。少なくとも初心者にはオススメできません。

そのため、老後に投資を始めた人は、金融機関のボッタくり商品を買ってしまうケースが多いのです。日本で安定した配当金を得ようとするには、高度な金融知識が必要といえます。

残念ながらつみたてNISAでは、配当金を目的とした投資信託は認められていません。配当金を得る目的ではなく、長期で資産形成を行うことを目的とされた制度だからです。

そのため、配当金を目当てにしている人にはオススメできない制度です。

年配の方がつみたてNISAを利用する場合、工夫が必要になります。

まず、投資期間が20年取れるかわからない場合、債券が多めの安定運用を基本としたほうがいいでしょう。長期間では債券より株式のほうが優れていますが、途中で取り崩しをしていくなら債券のほうが元本割れするリスクは低いです。

夫婦であれば、2口座フル活用して毎年80万円ずつしっかり投資していきましょう。

老後からつみたてNISAを始める場合、資金を増やすためというよりも、日本円だけで持っているリスクを分散するというつもりで投資していきましょう。

基本的に配当金は出ないので、生活費として必要な場合は少しずつ売っていくことになります。投資期間が長くなるように、必要な都度売却していくのが望ましいです。

まだ退職していない50代ぐらいの方でしたら、退職金を待たずに積立を初めて、投資期間を可能な限り長くとれるようにしていきましょう。

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