株式重視のバランスファンド比較

ここでは、たくさんあるバランスファンドのうち、株式比率が高めの投資信託を紹介していきます。

資産の内訳は微妙に違ってくるので、単純に信託報酬では比較できませんが、似たような投資信託を比較してきます。

株式は長期投資に最も適した資産で、リターンが良いことはもちろん、投資期間が長いほど元本割れするリスクも大きく減っていきます。

投資期間を長くとることができ、一時的な下落を許容できる人であれば、投資内容を全て株式にすることも考えられます。

ここでは、株式比率が高めのバランスファンドを紹介しています。長期投資では、株式を中心に構え、債券やREITでサポートするのが基本です。

バランスファンドをチェックする際には、必ず目を通してほしい内容になっています。

 

概要(2017年11月8日現在)

現時点では、次の投資信託が該当します。

ファンド名 信託報酬
eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー) 0.54%
SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型) 0.594%
日本株式・Jリートバランスファンド 0.20520%
ダイワ・ライフ・バランス70 0.2376%
DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型) 0.2376%
三井住友・DC年金バランス70(株式重点型) 0.2592%
たわらノーロード バランス(積極型) 0.2376%
ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式) 0.34992%
ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式/リート) 0.34992%
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) 0.15336%
たわらノーロード 最適化バランス(積極型) 0.54%
Smart-i 8資産バランス 成長型 0.216%
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型) 0.2446%

 

全て内訳が異なるので、単純に信託報酬で比べることはできません。

比較的評価がはっきり分かれるジャンルとなっています。

1つずつ解説していきます。

 

eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)

出典「三菱UFJ国際投信」

日本株式・先進国株式・新興国株式でほとんどを占めています。実質的にはこれら3つを均等に保有する株式型投資信託と考えてしまってもいいでしょう。

株式型投資信託と考えると、信託報酬0.54%は高めといえます。また、「ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式)」がほぼ同じ内容で信託報酬が安いため、あまりオススメできません。

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SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)

出典「三井住友アセットマネジメント」

株式と債券の比率は75:25に固定されています。日本・先進国・新興国の割合はGDPを基準に決められており、新興国の比率が非常に高いのが特徴です。

今後は新興国のGDPが先進国全体を追い抜くという予想もあるので、近い将来割合が逆転するかもしれません。

新興国が多いためリスクが高いですが、将来的には大きなリターンを得られる可能性も高いです。リスクを恐れず、積極的にリターンを狙いに行きたい人にオススメです。

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日本株式・Jリートバランスファンド

日本株が半分しかありませんが、消去法でこのジャンルで紹介します。日本株式と日本REITが半分ずつという非常にシンプルなバランスファンドです。

債券は含まれていないので、リスクは大きめになります。ですが、これだけでは全く海外へ分散投資ができないし、REITが半分を占めているのはあまりにもバランスが悪いです。

単体で保有することは絶対に避け、他の投資信託と組み合わせる調整役として使うべきです。

信託報酬は0.20520%と非常に低いので、サポート役としては十分優秀です。日本株式と日本REITへの投資を増やしたいと思ったときに、少額組み合わせると面白いかもしれません。

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ダイワ・ライフ・バランス70 

出典「大和投資信託」

外国となっていますが、先進国のみとなっています。日本株式の比率が半分近くあり、単体では国際分散投資として不十分です。

信託報酬は0.2376%と十分低いですが、これ単体での運用は心細いです。別途外国株式に投資する投資信託を組み合わせたいところです。

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DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

日本株式が全体の4割を占めており、バランスが悪いです。資金が有効活用されていない短期金融資産が5%あるのも気になります。

信託報酬は0.2376%と十分低いですが、単体で保有するにも組み合わせて使うにも中途半端な印象を受けます。

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三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)

出典「三井住友アセットマネジメント」

日本株式が全体の半分を占めており、単体でのバランスはあまり良くありません。他と組み合わせて利用したいですが、日本債券の比率が低く、リスク軽減としても利用しずらいです。

信託報酬は0.2592%と十分低いですが、総じて中途半端な印象です。

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たわらノーロード バランス(積極型)

出典「アセットマネジメントone」

株式の比率は全体の55%と、今回紹介する中では少な目です。REITの比率が25%と多めで、比較的積極的な運用になっているので株式重視として紹介します。

非常に細かい割合で複雑です。新興国株式の割合が非常に低いのが気になります。

最大の特徴は、先進国株式の大部分に為替ヘッジがついていることです。株式における為替ヘッジありは、長期投資ではあまり有効ではないため、オススメできません。

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ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式)

投資先が全て株式という珍しいバランスファンドです。日本・先進国・新興国で3等分しています。

十分優秀ではありますが、同内容で信託報酬が安い「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」が後発で登場したので、あまりオススメできません。

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ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式/リート)

債券が全く含まれていない珍しいバランスファンドです。単体ではREITの比率が多すぎるので、他と組み合わせて調整したい商品です。

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eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

上記で紹介した「ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式)」と全く同じ構成で、株式にのみに投資する珍しいバランスファンドです。

バランスファンドというより、株式型投資信託と競合する内容です。

日本・先進国・新興国株を3等分で保有します。時価総額に沿って全世界に分散する「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」などと比較すると、日本と新興国の比率が高くなります。

一般的な時価総額基準の場合ほとんどが先進国株になってしまうので、あえてこちらを選ぶというのも十分考えられます。

信託報酬は0.15336%と非常に低く、単体で保有することも視野に入る優秀な投資信託です。

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たわらノーロード 最適化バランス(積極型)

株式とREITでほとんどを占めており、先進国債券に為替ヘッジがついているのが大きな特徴です。

詳しくは個別の解説記事をご覧ください。

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Smart-i 8資産バランス 成長型

全体の3分の2が株式となっており、積極的なポートフォリオになっています。

一部為替ヘッジありの先進国が組み込まれているなど独自の資産配分なので、詳しくは個別の解説記事をご覧ください。

 

楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視)

株式70%:債券30%を基本に、全世界の株式と債券に分散投資を行います。

各比率は時価総額に基づくので、全体の90%程度が海外への投資になります。

また、債券部分には為替ヘッジがついているのが最大の特徴で、競合商品と比べる際にはチェックしたいポイントになります。

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株式重視のバランスファンド比較まとめ

全体として評価がはっきり分かれるジャンルになっています。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」と「SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)」と「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視)」については、株式の比率が非常に高く、長期投資で活躍できるような内容になっています。

このどちらかであれば、単体で20年間積立することも十分考えられます。

REIT比率を高めたい場合は、「ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式/リート)」がオススメです。

日本株式・Jリートバランスファンド」については、日本株式と日本REITが半分ずつというシンプルな内容になっており、バランスファンドというよりは他投資信託のサポート役としての活用が考えられます。

たわらノーロード バランス(積極型)」については、長期投資のメインともいえる先進国株式の多くに為替ヘッジがついているため、オススメできません。

その他については、日本株式の割合が多すぎるため、単体での保有はあまりオススメできません。かといってリスクが小さいわけでもなく、組み合わせて利用するなら債券重視のバランスファンドのほうが向いています。

日本ばかりに投資することがないように、国際分業投資をしっかり意識していきましょう。

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