株式重視のバランスファンド比較

ここでは、たくさんあるバランスファンドのうち、株式比率が高めの投資信託を紹介していきます。

資産の内訳は微妙に違ってくるので、単純に信託報酬では比較できませんが、似たような投資信託を比較してきます。

株式は長期投資に最も適した資産で、リターンが良いことはもちろん、投資期間が長いほど元本割れするリスクも大きく減っていきます。

投資期間を長くとることができ、一時的な下落を許容できる人であれば、投資内容を全て株式にすることも考えられます。

ここでは、株式比率が高めのバランスファンドを紹介しています。長期投資では、株式を中心に構え、債券やREITでサポートするのが基本です。

バランスファンドをチェックする際には、必ず目を通してほしい内容になっています。

 

概要(2017年11月8日現在)

現時点では、次の投資信託が該当します。

ファンド名 信託報酬 総資産額
eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー) 0.54% 10億円
SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型) 0.594% 0億円
日本株式・Jリートバランスファンド 0.20520% 0億円
ダイワ・ライフ・バランス70 0.2376% 47億円
DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型) 0.2376% 96億円
三井住友・DC年金バランス70(株式重点型) 0.2592% 110億円
たわらノーロード バランス(積極型) 0.2376% 0億円

 

全て内訳が異なるので、単純に信託報酬で比べることはできません。上2つの信託報酬が高めになっていますが、コストがかかりやすい新興国株式が多くなっており、特別高コストとはいえません。

比較的評価がはっきり分かれるジャンルとなっています。

1つずつ解説していきます。

 

eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)

出典「三菱UFJ国際投信」

日本株式・先進国株式・新興国株式でほとんどを占めています。実質的にはこれら3つを均等に保有する株式型投資信託と考えてしまってもいいでしょう。

株式型投資信託と考えると、信託報酬0.54%は高めといえます。それぞれ3つを自分で組み合わせれば、かなり信託報酬を抑えることができます。

リバランスが不要というメリットはあるので、信託報酬を取るか管理の手間を取るかで考えましょう。

より詳しい記事はこちらをクリック!

 

SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)

出典「三井住友アセットマネジメント」

株式と債券の比率は75:25に固定されています。日本・先進国・新興国の割合はGDPを基準に決められており、新興国の比率が非常に高いのが特徴です。

今後は新興国のGDPが先進国全体を追い抜くという予想もあるので、近い将来割合が逆転するかもしれません。

新興国が多いためリスクが高いですが、将来的には大きなリターンを得られる可能性も高いです。リスクを恐れず、積極的にリターンを狙いに行きたい人にオススメです。

より詳しい記事はこちらをクリック!

 

日本株式・Jリートバランスファンド

日本株が半分しかありませんが、消去法でこのジャンルで紹介します。日本株式と日本REITが半分ずつという非常にシンプルなバランスファンドです。

債券は含まれていないので、リスクは大きめになります。ですが、これだけでは全く海外へ分散投資ができないし、REITが半分を占めているのはあまりにもバランスが悪いです。

単体で保有することは絶対に避け、他の投資信託と組み合わせる調整役として使うべきです。

信託報酬は0.20520%と非常に低いので、サポート役としては十分優秀です。日本株式と日本REITへの投資を増やしたいと思ったときに、少額組み合わせると面白いかもしれません。

より詳しい記事はこちらをクリック!

 

ダイワ・ライフ・バランス70

出典「大和投資信託」

外国となっていますが、先進国のみとなっています。日本株式の比率が半分近くあり、単体では国際分散投資として不十分です。

信託報酬は0.2376%と十分低いですが、これ単体での運用は心細いです。別途外国株式に投資する投資信託を組み合わせたいところです。

より詳しい記事はこちらをクリック!

 

DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

日本株式が全体の4割を占めており、バランスが悪いです。資金が有効活用されていない短期金融資産が5%あるのも気になります。

信託報酬は0.2376%と十分低いですが、単体で保有するにも組み合わせて使うにも中途半端な印象を受けます。

より詳しい記事はこちらをクリック!

 

三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)

出典「三井住友アセットマネジメント」

日本株式が全体の半分を占めており、単体でのバランスはあまり良くありません。他と組み合わせて利用したいですが、日本債券の比率が低く、リスク軽減としても利用しずらいです。

信託報酬は0.2592%と十分低いですが、総じて中途半端な印象です。

より詳しい記事はこちらをクリック!

 

たわらノーロード バランス(積極型)

出典「アセットマネジメントone」

株式の比率は全体の55%と、今回紹介する中では少な目です。REITの比率が25%と多めで、比較的積極的な運用になっているので株式重視として紹介します。

非常に細かい割合で複雑です。新興国株式の割合が非常に低いのが気になります。

最大の特徴は、先進国株式の大部分に為替ヘッジがついていることです。株式における為替ヘッジありは、長期投資ではあまり有効ではないため、オススメできません。

より詳しい記事はこちらをクリック!

 

株式重視のバランスファンド比較まとめ

全体として評価がはっきり分かれるジャンルになっています。

まず、「eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)」と「SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)」については、株式の比率が非常に高く、長期投資で活躍できるような内容になっています。

このどちらかであれば、単体で20年間積立することも十分考えられます。

日本株式・Jリートバランスファンド」については、日本株式と日本REITが半分ずつというシンプルな内容になっており、バランスファンドというよりは他投資信託のサポート役としての活用が考えられます。

たわらノーロード バランス(積極型)」については、長期投資のメインともいえる先進国株式の多くに為替ヘッジがついているため、オススメできません。

その他については、日本株式の割合が多すぎるため、単体での保有はあまりオススメできません。かといってリスクが小さいわけでもなく、組み合わせて利用するなら債券重視のバランスファンドのほうが向いています。

日本ばかりに投資することがないように、国際分業投資をしっかり意識していきましょう。